製品写真やジャガード生地、刺繍など、特定の色だけを変えたい時に便利なのがカラーマスクです。元のイメージの質を保ったまま、色味を統一したり、まったく違う色に変えたりすることができます。今回は、製品写真を使って、カラーマスクの修正方法から色の変更まで、具体的な手順を詳しく解説していきます。
1. 色をまとめる(カラーマスクの作成)
まず、色を変えたい製品が写っている写真を開きます。


- モジュールメニュー>色まとめ を選択します。

- ここで、色を変えたい部分の見た目の平均的な色(少し明るめの色でもOK)を拾いましょう。こうすることで、後からの色変更が視覚的に行いやすくなります。詳しい操作方法は、色まとめ(インデックスカラー)を参照してください。
- 「カラーマスク」項目にある「単色モード」のチェックを外すと、元の色相を保持したまま色をまとめることができます。後から、色変更の結果を見て、部分的に色相を統一する方法もあります。
- 最後に「カラーマスクを追加」をクリックします。これで元の画像にカラーマスクが追加され、拾った色がカラーパネルに表示されます。


カラーマスクを解除・やり直す場合
レイヤーを右クリック>カラーマスクを削除、または、レイヤーメニュー>カラーマスクを削除 を選択します。
通常のRGBカラー画像に変換されます。

2. カラーマスクの修正
カラーマスクの範囲を調整したい場合は、以下の手順で修正できます。
- モジュールメニュー>レタッチ を選択します。

- マスク画像(右)を修正します。


- 「完了」をクリックし、レタッチモードを終了します。
3. 製品イメージの色を変えてみよう
カラーマスクが作成できたら、いよいよ色を変えていきましょう!
- メイン画面で配色パネルの配色を追加し、自由に色を変更してみましょう。

- モジュールメニュー>配色作成 の機能を使って、配色のバリエーションをまとめて展開することも可能です。操作方法は、配色作成を参照してください。

- 配色編集の機能を使えば、複数の配色パターンを1枚の用紙に分割して印刷することも可能です。詳しい操作方法は、配色編集/配色プリントを参照してください。

これで、あなたの製品写真の色を思い通りに変えることができるはずです。ぜひ色々なパターンを試して、理想のイメージを作り上げてください!